こんにちは、ジェニ(@jennie_log)です!
今回は、2020年下半期に「読んで良かった!」という本9冊をご紹介します♪
韓国エッセイからビジネス本、自己啓発本、そして小説まで、考え方や生き方のヒントをくれた本をピックアップ。
おすすめの本だけをまとめてみました!
Contents
2020年下半期ベスト本【K文学部門】
言葉の力/シン・ドヒョン,ユン・ナル
BTS V(テテ)の愛読書としても知られるこちらの本!
私は日本語訳版を購入して読みました。
トーク術を学ぶテクニック本ではなく、「中身のある言葉を話す人になるためには?」ということにフォーカスを当てた本。
世界の古典や偉人の言葉から、ものの見方や生き方のヒントを得ていきます。
今読んでる本『言葉の力』📚
話し方や聞き方のテクニックといった表面的なことではなく、言葉そのものにフォーカスを当てた本。
古典?賢者?となんだか難しそうだけど、シンプルにまとめられていてとても読みやすい✨
線を引いたり、付箋を貼ったりして心に留めておきたい文章が詰まってる。 pic.twitter.com/XQZZzKXD80
— ジェニ🇰🇷韓国カフェブロガー (@jennie_log) August 13, 2020
タイトルに「古典」だの「賢者」だの入ってるし、一見難しそうな感じがしますが、文章はとても読みやすく、外国語翻訳本ということを忘れるくらい日本語も自然!
東洋・西洋の古典や言葉を紹介しているので、いい意味で韓国感が強すぎないのも日本人にとって読みやすいポイントなのではないでしょうか。
普段ライターとして言葉を紡ぐ職業をしていますが、まずは人として素敵な言葉を紡ぐことができるようになりたいと改めて思った一冊です。
이상하고 자유로운 할머니가 되고 싶어(おかしくて自由なおばあさんになりたい)/ムル
※こちらは韓国語で書かれた本です
印象的なタイトルと絵画のような表紙に惹かれて購入したエッセイ。
絵本好きな著者が、絵本の話を交えて日々思っていることや人生哲学などを語ってくれる本です。
大人になってから読むことは少なくなってしまったけれど、子供の頃は私も絵本が大好きで!
絵本ならではのドキドキわくわくする気持ち、世界がぶわーっと広がっていくあの気持ちがこのエッセイを読みながら蘇ってきました。
また、この本では今注目されているヴィーガンについての話や、動物・自然についての話もたくさんされています。
普段私たちが何気なく消費しているもの、気づいているけれど知らないフリ、見ないフリをしているものまで、するどく言及されていて、ハッとさせられました。
絵本という「非現実」と私たちが向き合うべき「現実」が散りばめられた一冊。
他とは違う韓国エッセイを読んでみたいという方にもおすすめです。
무리하지 않는 선에서(無理をしない線で)/ハン・スヒ
※こちらは韓国語で書かれた本です
「無理をせずに長〜く楽しんで生きよう」をテーマにしたエッセイ。
筆者の何気ないエピソードとともに、無理をせずゆるく生きるヒントを教えてくれた一冊です。
私がこの本を気に入った理由は、エピソードのゆるさ(笑)
著者は40代の女性なのですが、日常の本当に些細なエピソードがたくさん登場するんです。
でも、40代の女性って、実は私にとって普段あまり会うことのない世代でもあるんですよね(お母さんよりは下の世代だし、兄弟や先輩よりは上の世代だし)
そういう普段あまりお話を聞けない世代の”何気ないエピソード”が逆に新鮮で。
自分もそのくらいの年齢になったら、そんなこと考えるのかな?そんな発見があるのかな?と思うとワクワクもしました。
自分のペースを見つけること、無理せずに生きること。
人生のちょっと先輩の話を聞いてみたいなって人におすすめの本です。
2020年下半期ベスト本【ビジネス・自己啓発本部門】
夢をかなえるゾウ/水野敬也
日本一有名な自己啓発本「夢をかなえるゾウ」
シリーズ化されていて、現在4作目まで出ているベストセラーです!
人生に悩んでいる青年の前に突如現れるのは関西弁を話すゾウの神様・ガネーシャ。
ヘンテコ神様が与える課題に日々取り組み、新しい自分を目指すというストーリーです。
有名すぎて読まず嫌いだった本「夢をかなえるゾウ」
なんで今まで読まんかったんやろ…😇😇と後悔するくらい良い。。
関西弁のゾウの神様のおかげでスイスイ読めるのが👍👍
活字苦手な人でも読みやすそう。私も「課題」やってみよ! pic.twitter.com/6UOUoL4zCJ
— ジェニ🇰🇷韓国カフェブロガー (@jennie_log) October 9, 2020
私は1と2を読了。
1では「夢」、2では「お金」がテーマになっています。
ストーリーはもちろんのこと、とにかくこの本は笑いに貪欲で(笑)
課題や教え自体ももちろんためになるのですが、ただ読んでいるだけでも心がほどけて気持ちが明るくなります。
私は、なんとなく不安を感じるなーって夜にこれを読んで、ガネーシャ(とその仲間の神たち)に笑わせてもらい元気を出していました。
一日で読み切れるボリューム感なので、「本を読むのが苦手…」という方や、自己啓発本初心者さんにもおすすめです!
「頭のゴミ」を捨てれば脳は一瞬で目覚める!/苫米地英人
次から次へととめどなく情報が入ってくる今の時代。
これまで私は「頭がモヤモヤする」「考えがまとまらない」ということが本当に多かったのですが、この本がスッキリ解決してくれました。
無駄がなく、本当にシンプルにまとめられた本。
語り口は結構ズバズバとしていて、ばっさり切り捨てていくスタイルです!(笑)
しかも、目次とかに「感情のゴミを捨てる」とかって書いてあるので、一見冷たいなぁ〜って思っちゃうんですが、
ちゃんと脳科学や心理学的な根拠・具体例などで納得できるように説明されています。
まさに頭の中が「ゴミ」だらけでモヤモヤいらいらしてたんだけど、
まずはその「ゴミ」の正体を知るのが大事だなと😌😌ズバズバとした語り口だけど、脳科学や心理学的な見解もあって説得力のある本だった✨
頭がクリアにならない、スッキリしない人におすすめ! pic.twitter.com/YIBrSfDpTu
— ジェニ🇰🇷韓国カフェブロガー (@jennie_log) November 24, 2020
爽快感があり、頭の断捨離にぴったりな一冊。
特に今年はコロナの影響もあり、正体不明の不安や焦りを感じている方も多いと思います。
なんだかやる気がでない、情報に振り回されてしまうというときに是非読んでみてほしい本です。
革命のファンファーレ/西野亮廣
いわゆる”はねトび世代”の私的には、西野さんは…
はねトびで「よ〜いどん!」って掛け声をかけてた人で、今は絵本書いてて、なぜか嫌われてて、なぜかビジネスで成功してる。
ってくらいの認識だったのですが(笑)
オリラジのあっちゃんと宮迫さんがYouTubeでやっている番組「Win Win Wiiin」で、ゲスト出演した西野さんの考え方やビジネス論を聞き、「この人面白いな〜」と思ったので本も読んでみることにしました!
読みやすいし、芸人ならではのエピソードと視点もこの本の魅力。
特に印象的だったのは「広告」についての話で、
「えんとつ町のプペル」をヒットさせ、たくさんの人に知ってもらうために何重ものの巧妙に仕掛けられた”作戦”があったというのは驚きでした。
正直、この本の攻撃的な語り口はあまり好きじゃないし、好みが分かれる部分ではあると思うんですが、
それでもベスト本に入れたのは、他の本では出会えなかった「アイデア」だったり「考え方」を知ることができたから。
(私みたいに)キングコングの西野さんについてあんまり知らないという方は、「Win Win Wiiin」を見てから読むと、さらに理解できて面白いと思います♪
書くのがしんどい/竹村俊助
ライター、ブロガーとして日々文章を書いている私が、2020年出会えてよかった!と思うライティング本がこちらです。
「上手く文章にできなくてもどかしい」「文章を書こうとすると手が止まってしまう」というのは、実は私にもよくあること。
2時間パソコンの前に座っていたのに、結局書いては消しを繰り返して形にならず…なんてことも珍しくありません。
「あ〜書くのしんどっっ!」ってダラけて、スマホをいじってる時にこの本が出てきたらそりゃ買いますよね(笑)
この本は”文章を上手に書くコツ”ではなくて、”文章をラクに書くコツ”にフォーカスした一冊。
具体的な文章の作り方、考え方を学ぶことができます。
ライターがこのタイトルの本読んでます!っていうのなんかアレだけど(笑)
今読んでる「書くのがしんどい」という本がなかなかの良書📚
ライディング術みたいな小手先のテクニックじゃなくて、もっと具体的な文章の書き方、作り方が学べる。
SNSで発信していきたい!って人にもおすすめ。 pic.twitter.com/mEal4DcBQL
— ジェニ🇰🇷韓国カフェブロガー (@jennie_log) September 13, 2020
著者は編集者さんということもあり、とにかく読みやすい!!
無理せず、気軽に「もう一度書いてみようかな」と思わせてくれます。
文章を書くことが好きな方はもちろん、SNSで何か発信してみたいって方にもおすすめの本です。
2020年下半期ベスト本【小説部門】
ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊かなえ
映画「告白」「白ゆき姫殺人事件」、ドラマ「夜行観覧車」「Nのために」などで知られるミステリー作家・湊かなえの短編小説です。
私、短編小説って苦手でして…
というのも、物語が短い分、世界観に浸りきれずに終わっちゃうんですよね。物足りないというか、淡白な感じがするというか。
でも、この「ポイズンドーター・ホーリーマザー」は短いのに、一つ一つの物語がえげつないほど濃い!
長編を読んだ後のようなずっしりとした重みを感じます。
面白くて夜に一気読みしてしまった湊かなえ著の「ポイズンドーター・ホーリーマザー」
普段、短編小説はほぼ読まないんだけどこれは一つひとつが濃すぎて。
胸糞だけど、ちゃんとメッセージ性があるのも良い😳😳
湊かなえの世界観ほんとすごいよね。
小説はやっぱ面白いなぁ。 pic.twitter.com/Wa9GNfYhuZ
— ジェニ🇰🇷韓国カフェブロガー (@jennie_log) September 23, 2020
この本のテーマは「毒親」
テーマがテーマなだけに、胸糞な人物満載で(笑)
イライラしつつ、主人公に共感していくうちに、ラストはどんでん返しで裏切られるという。
読み始めたらもう止まりません。
そして、胸糞だけで終わらせないのが湊かなえ。
最後まで読むことで、視点がぐるりと変わってしまうのも面白いポイントです。
流浪の月/凪良ゆう
2020年本屋大賞受賞作。
というワードに惹かれて安易に購入しました(笑)
この本の中心となるのは、誘拐事件の被害者である女児とその犯人。
2人の不思議で異質な関係を描きます。
恋愛小説でもなく、ミステリーでもなく、今までにないような新しい切り口の物語がとても印象的。
単純なようで複雑で、複雑なようで単純で…という人間関係を違う角度から拾った小説です。
まわりくどい詩的な表現だったり、難解な言葉は使っておらず、すごく読みやすいのも◎
ミステリーでもないのになぜかページをめくる手が止まらなくなる本です。
どの人物に共感するか、どの立場から見るかで、ラストの感じ方は異なるとは思うんですが、確実に読んだ後は何か「残るもの」がある作品。
2020年いろんな小説を読みましたが、”余韻”がすごかったのはダントツこの小説です。
まとめ
今回は、2020年下半期のベスト本9冊をご紹介しました!
たくさんの良書に出会えた2020年。
今年はこれまで読まず嫌いでいたジャンルにもチャレンジし、新たな発見や気付きも多かったです♪
2021年ももっとたくさんの本を読みたいなと思っているところ(特に韓国語の本は読むスピードも上げたい!)。
読んで良かった本はこちらのブログでもどんどん紹介していきますね〜!
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