今回は、初心者さんは必読◎レチノールの正しい使い方について解説していきます♪
毛穴やニキビ、シミ、シワなどの幅広い肌悩みの改善に有効とされる“レチノール”。
注目度急上昇中の成分で使ってみたい、取り入れたいと考えている方も多いのではないでしょうか??
ただ、レチノールは他の美容成分と比べると使用上の注意点が多いのも事実。
間違った使い方をしてしまうと十分な効果が得られないだけでなく、むしろ肌トラブルを招いてしまう可能性もあります。
そこで今回は、レチノールの正しい使い方について解説!
- 使う順番
- 注意すべきこと
- 併用不可の成分
などをご紹介していきます。
「レチノールを始めたい!」という方は是非参考にしてみてくださいね!
Contents
レチノールの正しい使い方:使う順番
レチノールを取り入れる場合のスキンケアの順番は以下の通りです。
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- レチノール
- クリーム
韓国の美容の基本である「10ステップスキンケア」でもそうですが、スキンケアアイテムは油分の少ないものから順番に使っていきます。
レチノールは脂溶性であるため、美容液タイプでもクリームタイプでも油分が高めです。
油分のあるアイテムは肌に膜を貼るため、あとから水分系のアイテムを使うと成分が浸透しなくなってしまいます。
また、先に化粧水や美容液、乳液で肌をしっかり整えてあげることでレチノールによる刺激を和らげることもできます。
レチノールの正しい使い方:注意すべきこと
レチノールは以下のことに気を付けて使用しましょう。
- A反応が出る可能性がある
- 夜のスキンケアで使用する
- 保湿ケアをしっかり
- 低濃度を長期間続けるのがおすすめ
- 妊娠中は使用を避けた方がいい場合も
それぞれについて詳しく解説していきますね!
A反応が出る可能性がある
「A反応」とはレチノールなどのビタミンAを配合した化粧品を使用したときに出る副反応のこと。
肌のターンオーバーを促進させる働きが強く出過ぎることによってA反応が起こります。
A反応として出る症状は、
- 乾燥
- 皮剥け
- 赤み
- 痒み
- 肌のごわつき、ざらつき
など。
A反応は、まだレチノールに肌が慣れていない頃に起こりやすく、敏感肌・乾燥肌の方は特に反応が出やすいとされています。
多少のA反応であれば肌への問題はないので、レチノールの使用頻度を減らしたり、レチノールの濃度を低くしたりしながら、徐々に肌を慣らしていくようにしましょう。
ただ、我慢できないほどの痛みや痒み、血が出るほどの皮剥けがある場合はレチノールの使用を中断したほうがいいことも…。
レチノールを中断しても症状が続くときは皮膚科で相談するようにしましょう。
ヒリヒリはいつまで続く?
A反応によるヒリヒリ感は、個人差はありますが3日〜1週間程度で出なくなります。
また、肌がレチノールに慣れた状態でもホルモンバランスが乱れていたり、コンディションが悪い時はヒリヒリ感を感じる場合があります。
夜のスキンケアで使用する
レチノールは紫外線、熱、湿度の影響を受けやすい不安定な成分。
レチノールアイテムを塗った状態で紫外線に当たってしまうと十分な効果が得られないだけでなく、肌が過敏になってしまう可能性があります。
そのためレチノールは夜のスキンケアで使用するようにしましょう。
レチノール使用中は日中の日焼け止めを忘れずに
ただ、レチノールを夜のスキンケアだけに使っている場合でも、レチノールを使用している期間は肌が紫外線に対して敏感になります。
朝や昼にレチノールを塗っていなくても必ず日中は日焼け止めを塗るようにしましょう。
保湿ケアをしっかり
A反応の症状として「乾燥」があるように、レチノールを使うと肌が普段より乾燥しやすくなります。
レチノールを使用するときは保湿クリームを最後に塗って乾燥対策をしっかりと行いましょう!
低濃度を長期間続けるのがおすすめ
レチノールは「高濃度=効果が高い」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんがそれは間違い…!
高濃度でも肌に合っていれば問題ないのですが、レチノールは高濃度であればあるほどA反応が出やすくなります。
レチノールは続けることでどんどん肌が変わっているものなので、強いA反応に耐えながら高濃度レチノールを無理に続けるのではなく、低濃度のレチノールを無理なく長期間続けていきましょう。
効果が出るまでどれくらいかかる?
低濃度を長期間といわれると、なんだか気が遠くなる…という方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん個人差はあるものの、小さな変化はレチノールを始めた翌日から感じられることも。
ハリツヤが出て化粧ノリが良くなったというところから始まり、数日後には肌のキメが整う、ニキビができにくくなるなどの効果を実感してきます。
肌全体の変化(ニキビ跡の改善、毛穴が引き締まってきたなど)は10~12週間ほどで感じられるようになるので、少なくとも3ヶ月は続けてみると良いでしょう。
妊娠中は使用を避けた方がいい場合も
妊娠中は肌が不安定になりやすいためレチノールコスメがあわなくなる場合があります。
特に、高濃度のレチノールはいつもよりA反応が出やすくなります。
商品によっては妊婦の使用はNGとの記載があるので、妊婦さんは注意書きをよくチェックしておきましょう。
ただ、レチノールを塗ることによって胎児に影響が及ぶことはありません。
▶︎参考:妊娠中にレチノール化粧品は使える?
そのため妊娠が分かる前にレチノールコスメを使っていても問題はないです。
ちなみに私は妊娠中はイニスフリーの「レチノールシカリペアアンプル」を使っていました。
こちらは濃度が低く、肌の様子を見ながらであれば妊娠中でも使用OKとのこと。
「妊婦だけれどレチノールにチャレンジしてみたい!」「妊娠中でもレチノールを続けたい」という方は一度チェックしてみてください。
レチノールを初めて使う時は…
レチノールを初めて使う!というときは特に以下の2点に気をつけるようにしましょう。
- 最初は週2~3回から始める
- 目の周りは慎重に
最初は週2~3回から始める
上記で、レチノールは肌を慣らしながら使うとご紹介しましたが、具体的には最初は週に2~3回の使用がおすすめです。
連続で使うのではなく、1日おきで、夜に使用→翌日は様子見→その次の日の夜に使用 という方法が◎
1ヶ月ほど使ってみてA反応が出なくなれば、頻度を増やしていきましょう!
目の周りは慎重に
顔の皮膚は部位によって厚さが違います。
特に目の周りは皮膚が薄く敏感なためレチノールによる刺激を強く感じてしまうことも。
最初は目の周りの使用を避けたり、使用する頻度を減らしたりと慎重に使っていきましょう。
レチノールと併用不可の成分
レチノールはピーリングした後など、肌が敏感になっているときに使用するとA反応が強く出ます。
そのためレチノールと併用を避けたいのは以下のようなピーリング効果のある成分です。
- AHA(アルファヒドロキシ酸)
- BHA(ベータヒドロキシ酸)
- TCA(トリクロロ酢酸)
毛穴パックやスクラブなどを使用したあとはレチノールはお休みするようにしましょう。
レチノールとビタミンCは併用OK?
レチノールと併用不可の成分としてよく議題に挙がるのが「ビタミンC」です。
さまざまな見方がありますが、レチノールとビタミンCは同時に使うと十分に効果が得られないことがあります。
(これは適切なpHが違うというのが大きな要因なのですがその辺りはここでは省略させていただきまして…)
結論からいうとレチノールは「夜専用」、ビタミンCは「朝専用」として使うのが一番おすすめです◎
ひと昔前はビタミンCは日中に塗ると日焼けしやすくなる…なんていわれていましたが、それは誤解!
ビタミンC化粧品にはそのような作用はありません。
むしろビタミンCは紫外線による肌ダメージを軽減する効果が期待できるんです。
▶︎参考:ビタミンCは朝つけちゃだめ?日焼けやシミの原因になるってホント?
先ほども解説したとおり、レチノールは夜に使いたい成分ですのでビタミンCと同時に使うのではなく、朝と夜でそれぞれ分けて使用するのがおすすめとなります。
ただ、最近はレチノールとビタミンCを一緒に配合した画期的なアイテムも登場しています!
Primeraから発売されている「ビタレチノールセラム」は独自の技術でお互いの効果を引き出しながら組み合わせることに成功したレチノール×ビタミンC美容液です。
レチノールとビタミンCの併用に不安があるという方はこういうアイテムを取り入れるのもおすすめですよ!
レチノールは体に塗ることも可能◎
レチノールは顔だけでなくボディケアに取り入れても嬉しい効果が期待できます。
例えば、
- 毛穴が目立ちにくくなる
- 肌のキメが整う
- 肌がトーンアップする
など。
体に使用するときも高濃度なものを無理に使う必要はなく、低濃度のものを長期間継続して使うのが大切。
顔用のレチノール美容液やクリームを体に塗ってもいいですが、レチノール入りのボディクリームのほうがコスパがよくておすすめです!
おすすめのレチノールアイテム
レチノールコスメとひとことに言ってもその種類はさまざまです。
私が実際に使ってみて効果を感じられたレチノールコスメはこちらにまとめています↓
まとめ
今回は、いま話題の成分・レチノールを使ったアイテムの使い方についてご紹介しました!
レチノールは今回解説したことさえ守れば、敏感肌さんでも取り入れることができる美容成分です。
まずは週に2~3回、そして初心者向けの低濃度のレチノールコスメから始めてみると良いでしょう。
レチノールが気になっているという方は是非参考にしてみてくださいね!