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ライフスタイルに決まりなんてない。韓国エッセイ『女ふたり、暮らしています』から学ぶ”自分らしい暮らし方”

女ふたり、暮らしています アイキャッチ画像
ジニ
ジニ
韓国在住のライター・ジニ(@jennie_log)です!
今回は、韓国で話題のエッセイ『女ふたり、暮らしています』をレビューします♪

人の数だけ違った人生があるように、人の数だけ違った”暮らし”があっていい。

今回は、そんな”自分らしい暮らし方”について教えてくれたエッセイ『女ふたり、暮らしています』をご紹介していきます〜!

韓国でエディターやライターとして活動している2人のささやかながらユーモラスな毎日。

結婚でもなく、シングルでもなく、単なるルームメイトでもない新しい「ユニット家族」の暮らしを描いた本『女ふたり、暮らしています』は、”自分らしい暮らし方”のヒントを教えてくれた一冊でした。

韓国エッセイ『女ふたり、暮らしています』あらすじ

2021年3月のお気に入り 女ふたり、暮らしています。https://www.amazon.co.jp/

40代の女性2人が一緒に家を購入し、一緒に暮らす。

恋人同士の同棲でもなく、ただのシェアハウスでもない、お互いを「パートナー」とし1つ屋根の下で生活していく様子を描いたエッセイです。

本の中では、2人の出会いからから始まり、マンションを一緒に購入したときのできごと、共同生活の面白おかしいエピソード、一緒に暮らしていく苦労などが、お互いの目線から綴られています。

著者のキム・ハナさん、ファン・ソヌさんはぞれぞれライターや雑誌エディターとしてもお仕事されているということもあり、文章がとても読みやすく面白いのもこの本の魅力♪

クスッと笑えるエピソードも多いので「重たい内容のエッセイはちょっと苦手…」という人にもおすすめです。

また、本には実際の暮らしのようすを撮った写真もいくつか掲載。

きらりと輝く2人の素敵な思い出と生活をのぞき見ることもできますよ。

 

韓国エッセイ『女ふたりで、暮らしています』の見どころ

他人と暮らす難しさ、面白さ

女ふたり、暮らしています3

私たちは絶えずけんかし、すぐに仲直りしてまたけんかする。
許してはまたがっかりしたりするけれど、相手に期待することをあきらめてはいけない。相手にチャンスを与えつづけるのだ。
そうして続く交戦状態は、まったくけんかしない軟弱な平和よりもずっと健康的であることを私は知っている。

ー『女ふたり、暮らしています』本文より

生まれてから大人になるまでは両親・兄弟と暮らし、その後は一人暮らしをしたり恋人と一緒に暮らしたり、

誰もが誰かと暮らした経験はあると思いますが、他人と暮らすって本当に難しいもの。

いくら仲良くても必ず衝突するし、喧嘩するし、時にはストレスの原因になったりしますよね。

こちらの『女ふたりで、暮らしています』でも、そんな「他人と暮らす難しさ」が多く語られています。

↓著者のキム・ハナさんとファン・ソヌさん

 
 
 
 
 
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「自分とそっくりだ!」「ものすごく気の合う人だ!」と思ったのに、いざ一緒に暮らしてみると2人の生活スタイルはまったくの正反対で…

家族でも100%理解できないことがたくさんあるのに、他人ともなれば価値観の違い、生活スタイルの違いなんて当たり前のようにあるもんです。

そして、それが共同生活の面白さでもある。

この本は2人それぞれの視点から綴られていることもあり、どちらの意見も聞けちゃうのが魅力です。

「理解できない!」と思える相手の行動や習慣にもいろんなこだわりやら言い分があって…

読者として2人の主張を聞くのも面白いし、「私はハナさんタイプだな〜」「これはソヌさんに共感!」とどちら派・どちらのタイプかを考えてみるのも面白いですよ。

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お気に入りの家で暮らすこと

女ふたり、暮らしています2

共同生活において必要なのはもちろん「家」

ハナさんはある日、理想的なマンションに出会います。

ファン・ソヌと親しくなる前からそのマンションに目をつけていたのだが、ついにファン・ソヌが私のレーダーに引っかかった。
ちょうどいい物件とぴったりのパートナーが見つかり、私は具体的に夢を見はじめた。

ー『女ふたり、暮らしています』本文より

とにかくそのマンションが気に入ったハナさんは、ソヌさんにも紹介。「一緒にこのマンションを買おう!」と持ちかけます。

立地や価格などいくつか問題はあったものの、ソヌさんも結局そのマンションが気に入り、2人はローンを組んで「家」を購入。

そこから2人はさらにお気に入りの空間にしていくために住まい作りを始めます。

毎日過ごす場所であり、帰る場所となる「家」

間取りや雰囲気、インテリアにとあれこれこだわりたいけれど、実際は理想通りにはいかないものです。

結局どこかで妥協して、”まあまあ”な家で収まりがちですが、この2人はまったく妥協しません(笑)

徹底的に理想の「家」を作り上げていく様子も、この本の印象的な部分でした。

↓2人が作り上げた理想の家

 
 
 
 
 
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ローン(借金)というとネガティブなイメージですが、この買い物によって2人の幸福度はぐんとアップ。

”自分らしい暮らし”ってこういう作り方もあるのか〜と感心してしまいました。

引っ越しや新生活ってついつい「やらなければならないこと」で埋まってしまいがちですが、2人の”暮らし作り”のように理想を持って取り組んでみるのも素敵ですね。

お気に入りの家での自分らしい生活、私も目指してみよっと。

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同居人は友人であり、家族である

女ふたり、暮らしています1

『女ふたりで、暮らしています』というタイトルですが、彼女たちの他にも住人がいまして、それぞれが連れてきた猫4匹も一緒に暮らしています。

彼女たちはこの家族の形を「W2C4(女性2人、猫4匹)」と表現。

化学式のようにそれぞれが分子となって1つのユニットになってるんだよ〜と本の中で説明されています。

大家族になるといろんなことが起こるもので、私たちはそれを分かち合えると信じられるようになった。
そこから来る不安感こそ家族の最もすてきなところではないだろうか。
家族の形がどうであれ。私たちは互いに頼り合い、そしてときどき、二倍喜びながら人生の波を越えていくのだろう。

ー『女ふたり、暮らしています』本文より

「家族」っていう言葉って、血縁関係がどーのこーの、戸籍がどーのこーのって、なにかと証明を求められがちですが、

同居している友人同士である彼女たちも間違いなく「家族」なんですよね。

もちろんそういう証明が大切な場面もあるけれど、生き方が多様化しているこの時代には「家族」はいろんな形があってもよいのではとこの本は伝えています。

 
 
 
 
 
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そして、「家族」だからって別に一人ひとりが役割を演じる必要もありません。

家事をするお母さん、外で仕事をするお父さんという分担もこの時代にはそぐわない部分が多いもの。

この本の2人も家のことは上手に協力し、どちらかが「お母さん」になることも「お父さん」になることもしません。

柔軟に、お互いと猫たちの「保護者」になり、親たちの「嫁・婿」になり、そして「友人」です。

役割にとらわれないからこそ、彼女たちは何者でもなく「自分」でありつづける。

共同生活をし、「家族」でありながらも自分らしく暮らすって、もしかしたらこういうことなのかも…とこの本を通して感じるとともに、

役割にとらわれていた自分から少し解放された気持ちにもなりました。

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韓国エッセイ『女ふたりで、暮らしています』著者のSNS

著者であるキム・ハナさん、ファン・ソヌさんはSNSやメディアを通してさまざまな活動をされています。

2人の素敵な日常も見ることができるので、気になる方は是非チェックしてみてください♪

キム・ハナさん

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ファン・ソヌさん

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【まとめ】韓国エッセイ『女ふたりで、暮らしています』は自分らしい暮らし方を探している人におすすめ!

今回は、韓国の人気エッセイ『女ふたりで、暮らしています』をご紹介しました!

新しい「家族」のカタチを教えてくれる一冊。

”自分らしく生きる”ってここ最近よく聞くワードですが、”自分らしく暮らす”ということにもこだわってみてもよいのかもしれません。

日本語版も発売されていますので、気になる方は是非読んでみてくださね〜。

ABOUT ME
ジニ
1994年生まれ。韓国ソウル在住、日本人。 海外行ったら価値観変わるとかいう人嫌いだったのに、海外行って価値観かわりました。 フリーでライターとして活動しながら、韓国コスメを集めて精神を安定させてます。